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2023年09月26日

天高く駆け昇る「龍勢まつり」

龍勢ロケット打ち上げの瞬間

皆さんこんにちは!+RIVERPOOLスタッフの町田です。今回は「国重要無形民俗文化財」に登録されている「龍勢まつり」を紹介していきます。 龍勢まつりは埼玉県秩父市下吉田にある「椋神社」の例大祭で毎年10月の第二日曜日に開催されております。今年の開催日は10月8日で、通常規模での開催となります。 その他の詳細は、秩父観光なびに記載されております。「椋神社」は日本の歴史上でも有名な「秩父事件」の農民の決起場所として知られているそうです。

椋神社の鳥居

龍勢まつりの名前の由来になりますが、「龍勢」とは代々伝承され続けてきた手作りロケットの事で、打ち上げる様が龍の昇天に似ていることから龍勢と名付けられているそうです。 2011年に秩父を舞台に造られたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(以降:あの花)」で龍勢まつりは登場しており、こちらのアニメとコラボした「あの花龍勢」といったものがあります。余談になりますがこちらのアニメは秩父人ではまず知らない人は居ないというくらい人気のアニメで、僕も実際に観賞いたしました。ストーリーがとても凝っていて最終回は涙なしでは観れないほど感動する作品となっておりますので、皆様も機会があればぜひ一度ご覧になってみて下さい。

龍勢会館のあの花、心が叫びたがってるんだのフォトスポット
写真:龍勢会館

2014年に打ち上げる際には、あの花の登場人物である「本間芽衣子」役の声優「茅野愛衣」さんが打ち上げ前の挨拶と口上を行いました!このときの会場の様子はネット上にも挙げられておりますのでご興味のある方はぜひご覧になってみて下さい。 龍勢は二十七流派あり伝承技術の相違によってそれぞれが工夫を凝らし各龍勢、個性的なものに仕上がっております。

龍勢ロケットの製造工程

上記のお写真は龍勢の製造工程を実物と説明文で分かりやすくまとめたものとなっております。こちらは龍勢まつりの会場のすぐ近くにある、龍勢会館という施設でご覧になれますのでご興味等ある方はぜひ立ち寄ってみて下さい。

龍勢ロケット本体

上記のお写真が実際に打ち上げる龍勢ロケットとなります。写真では伝わりにくいのですが実際には3mほどあり迫力満点です。流派によってサイズも異なり、打ち上げの際の仕掛けも変わります。龍勢ロケットを作るための構想は約1年ほどかかるそうで、その龍勢が必ずしも上手く打ち上がるとは限りません。そのことを考えながら打ち上げ成功の瞬間を目の当たりにすると、自分の事ではないのにまるで自分の事のように思わず喜んでしまいました(笑)

実際に使われる櫓

そしてこちらが龍勢ロケットを打ち上げる際にセットする櫓(やぐら)となります。こちらもお写真では伝わりにくいですが高さがなんと約20m程あります。あまりの大きさに僕は思わず見とれてしまいました(笑) この他にも龍勢まつりについて語りたいことは沢山あるのですが、それは実際に行ってみて皆様の五感で感じ取ってみて下さい。

吉田龍勢保存会  HP